ハルナガニ

木皿泉が脚本の舞台を見に、シアタートラムへ行った。
前回(すうねるところ)は土日のチケットが全然取れなくて苦労したので、今回は初めから平日夜に行くことした。平日ならわりとすんなり買えた。
一年前に亡くなった久利子さんと、残された夫・春さんとその息子・亜土夢。妻(母)の不在にまだ慣れないふたりの前に、ある日突然、死んだはずの久利子さんが帰ってくる……というはなし。
最後まで白黒つかないので、結局どういうことだったの?とよくわからないまま終わった。
パンフレットを読むと、見た人が思ったものがその人にとっての真実、という感じらしい。
どうとでも受け取れるような、一貫性のない描き方。本当に自分次第。
三浦さんのせりふにぐっときた。菊池亜希子さんの「心に溜めていたものを吐き出す演技」を見ると、いつでも泣いてるような気がする。映画でも舞台でも。揺さぶられる。
いいよ、も良いなー。自分のことを今の自分のままで肯定してくれる安心感。
ロシアネタがリアルで笑えた。
「すうねるところ」にも高校生の息子が出てきたし今回も亜土夢がいて、木皿泉の若い世代への深い愛情みたいなものを感じた。