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柳家喬太郎独演会

14日(水)、紀伊国屋サザンシアターにて、喬太郎の独演会。
『落語こてんコテン』という古典落語についての文章をまとめた本の出版記念イベントなので、古典落語を三席演ってくれた。
開口一番で「道灌」、次が「鸚鵡の徳利」、最後に「宮戸川」。それぞれ全然違う種類の噺で、おもしろかった。オーソドックスなのと、サービス満点でいっぱい笑えるのと、ぐっと息を詰めて聴くような重たい噺。あれだけ大きなホールでお客さんを引きつけられる力がすごい。
宮戸川」、やっぱり情景描写が上手な人だなーと感心した。雨がサーッと降り出してきて……の一言だけで、頭の中にその世界がフワーッと広がる。半七とお花ちゃんの関係性もいい。後半は輪姦殺人の告白だし、すっきりした終わり方ではないけど、でもとりあえず聴いてる方としては救いのあるラストでほっとした。もしあのオチがなかったらあまりにも悲惨すぎる。
落語の醍醐味をいっぱい味わわせてくれて、良い会だった。


落語こてんコテン (単行本)

落語こてんコテン (単行本)