ヴァレンチノ

宙組青年館。ついこの間まで石田三成だったのにもう次の作品。
元々は3月後半から上演するつもりだったのが震災で中止になって、それの再上演。すっごく良かった。宙組の好きなところをたっぷり味わえたし、ゆうひさんの役者としての素晴らしさも再確認。ゆうひさんみたいな人はゆうひさんしかいないなと、舞台を見る度におもう。
お話も音楽も控えめで静かだった。人物の心に寄り添いながら静かに進んでいく。いま聴くと若干古くさいテーマ曲も、やさしくてあたたかい。
春風弥里さんのお芝居が出色。ゆうひさんのルディーとちゃんと対等な間柄に見えた。二人の学年差を感じさせないしっかりした演技で、銀ちゃんのときはあんまりパッとしてなかったけど、今回で実力を見せつけられたかんじ。
フィナーレがまた良かった。わっ、と感動がこみ上げてくるラストの後で、余韻と緊張感を残したまま始まる。男役の群舞〜娘役が入ってきてデュエットダンス〜そのまま総踊り、って流れるようなスピード感。音楽も素敵。銀ちゃんや「記者と皇帝」でも思ったけど、宙組の男役たちにはオーソドックスな群舞がよく似合う。
文句なしの作品で、幸せな時間だった。