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鈴本11月下席夜の部

喬太郎さんが9日間、ハイテンション高カロリーな演目だけをやるという企画の7日目に行った。
・馬久「鮑のし」
落ち着きのある優しい話し方がすごくよかった。二つ目昇進の挨拶も聞けたし。また見れる日が楽しみ。
喬太郎「短命」
1年前に見た時の「短命」と全然違う…。進化しすぎ。前はワキをチラ見せするところが笑いの山場だったけど、今回はそんなのが些細なことに思えるほど改編されていた。エピソードの膨らませ方がすごい。隠居さんと八っつぁんの間に新しい関係が生まれ、八っつぁんと奥さんのやりとりも乙女っぽい感じになる。想像力どうなってるんだろう。

亀戸

三三さんと奈々福さんの二人会。
前半の奈々福さんの浪曲「豊子と奈々福の浪花節更紗」が終わった時点で、もう終演でいいくらいのボリューム感。ふたり仲良いなぁと思ってはいたけど、まさか一緒に住んでたこともあるとは。豊子師匠のことを語りまくる浪曲の三味線を、豊子師匠本人が弾く。自分でも笑っちゃったりしながら。すごく幸せな空間だった。
トリは三三さんの「死神」。その前の奈々福さんの2席が濃すぎてもうけっこう疲れてたけど、軽めにやってくれたので楽しく聴けた。会話の間がいい。

松之丞十一夜

日本橋社会教育会館。
すごかった。
開口一番に松之丞さんが明るい話をやり、続けて師匠の松鯉さんがじっくり聴かせ、最後にまた松之丞さんが場の空気を全部持っていって終わる。いい流れだった。
・松鯉「大石東下り」
おもしろい本のページをどんどんめくっていくみたいな楽しさ。変わったことや目立つことをしなくても、力があればただ普通に語るだけでも十分伝わる。地味だけどかっこいい。
・松之丞「中村仲蔵
終わったあとの空気をそのまま持って帰りたくなる、ものすごい余韻。仲蔵の必死さと松之丞さんの全力具合がはまってる。
良い会だった。

浪曲タイフーン

玉川奈々福さん、春野恵子さんの浪曲を聴きに、亀戸へ行った。
・あとまわシスターズ
和歌を浪曲でやってみる。古今和歌集の仮名序が素晴らしくて感動した。力をも入れずして天地を動かし……って元の文章も良いし、現代語訳も良い。
・オジョウサンズ
大阪の女性芸人さんたちによる音曲漫才トリオ。おもしろかった。多少きついことを言ってても、大阪弁だと安心して笑えるのは何なんだろう。
春野恵子 「大阪落城の淀君
高い音も低い音も自由自在な声。心地いい。全編にわたって三味線が派手に入ってるのもかっこよかった。気持ちよくてぼーっとしてたら話に置いていかれそうになった。
玉川奈々福 「金魚夢幻」
金魚が海を渡る。壮大なストーリーだけど、すぐにイメージできてすんなり入っていける。奈々福さんはやっぱり圧倒的に聴きやすくて、浪曲になじみがなくても楽しく聴ける。

日本橋成金

芸術協会の二つ目さんがやっている落語会、成金に初めて行ってきた。
普段は新宿のミュージックテイトが会場だけど、今回は日本橋亭でゲストも呼んでの開催。楽しかった!
小笑さんと雷太さんと昇也さんが特によかった。昇也さんのまくらでの小笑さんエピソードに笑う。
これから日本橋亭でも毎月やっていくらしく、今日出てた以外のメンバーも気になるのでまた行きたい。

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末廣亭 七月上席 夜の部

先週見た講談の松之丞さんをまた見たくなり、ちょうど今末廣亭に出ているので見に行った。
芸術協会の寄席に来ると、落語協会との雰囲気の違いに衝撃を受ける。
ひとくちに落語家と言っても人それぞれで色んな人がいるなぁ、と眺めてるだけでおもしろい。
松之丞さんは今回はお相撲の話だった。やっぱりすごい。声がでかいのはいい。自信たっぷりで、水を得た魚のようにいきいきと輝いている。
チャーリーカンパニーのコントと、右左喜さんの「猫と金魚」もおもしろかった。「猫と金魚」は生で聴くのは意外と初めてだった。
トリは松鯉さんの「お岩誕生」。途中から、場内の明かりが消えて真っ暗闇に。客席をバタバタと走り回る幽霊たち。聴く前はどんなに怖い話なのかと構えたのに、終わってみればお化け屋敷のような楽しさだった。別の講談師の人がやるとまた違う感じなんだろうか。
後ろに誰かいる気がして振り向けない、みたいな本気で怖いのも聴いてみたい。

第四回 アイム落語研究会

立川にて。
人気の二つ目さんを4人も観られて1000円とは、と思って軽い気持ちで行ってみたら、期待以上に楽しい会だった。大満足。
宮治「お菊の皿
まくらからガンガン笑わせてくる。明るくてにぎやかで、ガツガツしてて良かった。
ぴっかり☆「子ほめ」
華奢でかわいい。想像していたイメージと違って、オーソドックスな落語。女性が出てくる噺も聴いてみたい。
粋歌「わんわーん」
4人の中で唯一過去にも観たことのある方。粋歌さんは新作で、本人と年齢の近い女性が主人公、舞台も現代だからとても聴きやすい。さげがよかった。
松之丞「真景累ヶ淵 〜宗悦殺し〜」
講談。明るい落語が続いてきて、最後にブラックな演目。宗悦殺しは落語で一度聴いたことあるけど、内容はほとんど憶えてなかったので、聴きながら思い出した。松之丞さん、声と雰囲気がすごいなぁ。大物感。一発で引き込まれる。本当は長い話だけど15分でできるように刈り込んだ、と言っていたので後から本で確認したら、たしかにだいぶ端折られていた。でも全く違和感はなく。
最後に、4人+内田春菊でトーク。内田春菊の司会が良くて、色んな話をうまく引き出してくれたので盛り上がった。